「pignic farm&café」では、保育施設・小学校向けに完全貸し切りふれあい体験学習プログラムの受付を開始しました。体験学習を受け入れることにした経緯、大久野幼児園園児の体験の様子、今後の展望をお伝えします。
コロナ禍でも子供達に元気を届けたい
緊急事態宣言下でも毎日、通学・登園している子供達。通学はしていても、遠足や校外学習等の行事は全て中止になり、ずっと同じ教室で学習をし、長期休みも休日もどこへも行けないでいる子供達が多いのが現実です。マイクロブタと遊べる体験型牧場「pignic farm&café」では、緑豊かな開放的な空間を活かし、まずは近隣の子供達を完全貸し切りで受け入れることに致しました。今回は、東京都日の出町にある大久野幼児園さんにご来場いただきました。(大久野幼児園公式サイトは、こちら)
屋外の牧場エリアと扉と窓を開放した広い店内フロアにて、幼児園でいつも一緒に過ごしている子供達と先生、そして最少人数のpignicスタッフで、手洗い・消毒を徹底して実施しました。マイクロブタは、とても賢く甘えん坊で人の膝に乗るのが大好きなので、コロナ禍で疲れた心を癒す効果もあると確信しています。
防疫対策とコロナ対策
マイクロブタは、豚熱ワクチンを接種していますが、野生動物から感染する病気もあり、日頃から防疫対策を徹底しています。お客様がカフェに入る時も消毒液をしみ込ませたマットを踏んでいただき、手洗いと消毒を必ずしていただきます。
コロナ禍では、更なる対策として、ドアと窓を全て開けているので、虫は入ってきますが、換気は万全です。元々、マイクロブタの衛生管理の為、毎日頻繁に床とテーブルの消毒をしています。また、店内用スリッパも紫外線殺菌したものをお使いいただいています。それがコロナ対策にもなっていると思います。
pignicでの体験学習プログラム
今回は、大久野幼児園の園児さんで小さいお子さんということもあり、豚の知識を学ぶというよりも実際にマイクロブタとたくさん触れ合っていただきました。
プログラムとしては、まずは、飼育の専門知識のあるスタッフからマイクロブタの苦手なこと、嫌がることをぬいぐるみを使って簡単にお伝えしました。子供達は、元気に「は~い!」と返事をして、静かに聞いてくれました。
そして、「ブタさんクイズ」を出してみました。子供達は、目をキラキラさせて一生懸命考えてくれました。
牧場内では、マイクロブタの水遊びを手伝ってもらったり、お腹を掻いてもらうことでゴロンと横になって気持ちよさそうにする姿を楽しんでもらいました。
店内では、園児さんやスタッフの膝の上に乗ってきたマイクロブタを撫でてもらったり、ブラッシングをしてもらったりしました。子供達は、「ケンカしちゃダメだよ」とマイクロブタを見守ったり、「可愛いね~」と愛情たっぷりの眼差しで見つめたりしてくれました。
スタッフも園児に元気をもらい…
「なんていい子達なんだろう!」「怖がって泣く子も乱暴な子もいなかった!」「全員優しい子だった」と、スタッフは驚き、感動で胸がいっぱいでした。大久野幼児園は、毎日、自然の中で外遊びをし、虫と触れ合い、山登りや川遊びをしており、豊かな感性が育まれているのかもしれません。全員がマイクロブタをかわいがり、優しく撫でてくれたのです。マイクロブタがトイレで排泄すれば、「お利口だね~」と皆で見に来てくれました。牧場にウンチが落ちていれば、「掃除してあげて」とスタッフに教えてくれました。マイクロブタもかわいいけれど、子供達が可愛くて愛おしくてたまらない時間でした。
「また来るね」「ブタさんありがとう」と手を振っての別れ
子供達は、口々にお礼を言って帰って行きました。先生に言わされたのではなく、元気に手を振りながら優しい言葉がポンポン飛び出てきたのです。スタッフも「ありがとう!」「また待ってるよ~」とずっと手を振って見送りました。
元々、子供には生まれもって美しい心があるのですが、マイクロブタの世話をすることで、さらに優しい気持ちになれるとすれば、こんなに嬉しいことはありません。
今後の受け入れに向けて
今回は、初めての受け入れということで、スタッフも緊張していました。しかし、子供達があまりにも優しく、マイクロブタに愛情を注いでくれたので、今後は体験学習プログラムを組み、多くの保育施設や学校にご来場いただきたいと思います。すでに特別支援学校「あきる野学園」さんの職場体験は実施しており、来年度からは中学生の職場体験も決定しております。
体験学習プログラムの詳細につきましては、随時、公式サイトにて更新していきます。ご希望の保育施設や学校関係者の方は、下記までお問い合わせください。
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