マイクロブタ飼育の基本

マイクロブタ飼育スターターに必要な情報をまとめました。お迎え準備、お迎え直後の過ごし方、飼育方法、ワクチン接種の必要性、病気豆知識などを記載しています。

マイクロブタとは?

マイクロブタとは、大人になった時の体重が17〜40キロくらいの中型犬〜大型犬サイズのpigちゃんのことです。

歴史的に小さい親同士を交配させてきた結果、家庭で飼育できる小型のpigちゃんが誕生しました。「マイクロブタ」という品種ではなく、大きさで呼び方を分けています。

寿命は10年くらいと言われていますが、十分な統計データがありません。動物園で20年生きるミニブタもいますが、養豚のブタは8ヶ月で出荷されてしまうこともあり、ブタの平均寿命の信頼できるデータが不足しています。

養豚のブタは、大きい親・多産な親同士を交配させ、体重200〜300キロくらいまで大きくなるブタです。ミニブタは、100キロくらいまでのブタです。

  1. マイクロブタの歴史
  2. 最初に準備する物と選ぶポイント
    1. トイレ
    2. 水飲み皿・ごはん皿
    3. ケージ
    4. ハーネス・リード
    5. 寝具
  3. お部屋づくりのポイント
    1. お留守番場所
    2. かべ
    3. 寝る場所
    4. 温度・湿度
  4. 飼育応援体制の確保
    1. ご近所の理解の大切さ
    2. 獣医さん情報をチェック
    3. 預けられる人や場所を探しておく
    4. 家畜保健衛生所・自治体・獣医師会への登録と連絡
  5. 環境の変化で起こる可能性があることへの対処方法
    1. 嘔吐・下痢
    2. 食欲不振
    3. 不安への対応
    4. におい、照明、騒音などに配慮
    5. お子様や他の動物との慣らし方
  6. ごはん・水分・体重管理
    1. 適正な体格
    2. 水分補給の重要性
    3.  ご飯・野菜のあげ方と注意点
      1. pignic foodについて
      2. ビートパルプ
      3. NG食材
        1. 与えてはいけないもの
        2. あげすぎないように注意が必要なもの
      4. 野菜のシュウ酸量と低減策
      5. 手作りごはん
  7. 必要なワクチン
    1. 豚熱
    2. 豚丹毒
    3. 日本脳炎
    4. 駆虫薬
  8. 病気と対処法
    1. 下痢
    2. 嘔吐
    3. 泌尿器症状
    4. 咳・呼吸器の病気
    5. 皮膚の異常
    6. 流涙
    7. 誤飲・誤食
  9. 爪切り
    1. 準備するもの
    2. 手順
  10. お風呂
    1. 準備するもの
    2. 手順
  11. 耳そうじ
  12. トリミング
  13. 牙削り・尿絞り(男の子)
  14. お散歩
    1. ハーネス・リード
    2. 防寒・日除け
    3. 危険な植物に注意
  15. トレーニング
    1. 抱っこトレーニング
    2. トイレトレーニング
    3. しつけ
  16. pignic careと飼育サポート
    1. pignic care
    2. pignic food
    3. pignic hotel
    4. pignic fashion
  17. 起業の経緯
  18. 会社の方針
  19. アニマルセラピー
    1. カフェでのセラピー
    2. 子どもの体験学習
    3. 福祉施設訪問
    4. 福祉施設とのグッズ共同開発

マイクロブタの歴史

ブタの中でも小さい品種のポットベリー種・色柄が珍しいバークシャー種・ミニブタのゲッチンゲン種などを交配させることにより、さまざまな品種の色柄を受け継いだ多様なpigちゃんが誕生しました。

pignicのイギリス種のpigちゃんは、イングランド南東部、バークシャーを原産とするマイクロブタの血を受け継いでいます。pignicのアジア種は、ベトナム原産の小型のブタさんがアメリカで「ポットベリー種」と命名され、小型化されたpigちゃんです。

マイクロブタは、世界の小型のブタさんの血を受け継いでいるのです。

 

お迎え準備

pigちゃんをお迎えする前に何を準備し、どのようなお部屋づくりをしたらいいでしょうか。お迎え準備のポイントや注意点をまとめました。

最初に準備する物と選ぶポイント

pigちゃんの飼育前にあらかじめ用意していただきたい物は、トイレ、水飲み皿、ごはん皿、ケージ、ハーネス、リード、寝具です。

トイレ

pigちゃんが生後1年で大きく成長することも視野に入れ、大きめのトイレをご用意ください。犬用のトイレとトイレシーツで大丈夫です。

上が網状になっており、おしっこが飛び散らないように枠付きのものを選んでください。pigちゃんがトイレシーツを引き出すイタズラをしにくいタイプのものが理想です。

トイレに固定金具をつけるなどイタズラ対策を工夫している人もいます。

水飲み皿・ごはん皿

pigちゃんは体重の10%くらいの水が1日に必要です。体重10kgの場合、1日に1ℓ程度の水を飲めるようにしましょう。

pigちゃんは、水飲み皿にお口を突っ込んでガブガブ飲むのが好きです。ただ、お皿をひっくり返してしまう子もいます。重いお皿か、ボトルと受け皿がついたタイプが良いでしょう。

きれいな水を好むので、こまめにお皿を洗って水を交換してあげましょう。

お水をひっくり返してしまう子に対しては、固定する工夫ができるといいですね。

※写真:卒業生ケイラちゃんの手作り水飲み皿

ごはん皿は、洗いやすいものであれば何でも構いません。

ケージ

車で移動の際、安全のためにケージがあると便利です。犬用のケージで齧られにくく壊れにくいものが良いでしょう。かんたんにドアを開けられない仕様のものが安心です。成長が早いので、大きめのものを用意してください。

ハーネス・リード

犬とpigちゃんは体型が大きく違うので、犬用のハーネスだとずれてしまいます。pigちゃん用のハーネスをご用意ください。リードは犬用のものでも大丈夫です。pigちゃん用のハーネスとリードは、pignicで販売しています。

寝具

普通の毛布でかまいません。犬用のベッドでも大丈夫です。pigちゃんによっては、寝具を齧り、中の綿やウレタンを食べてしまうことがあります。

一緒に寝る場合はあまり齧らないですが、一人だと寂しくていたずらするので注意しましょう。

お部屋づくりのポイント

pigちゃんの安全と安心のためにお部屋を整えてあげましょう。誤飲や怪我、イタズラを防ぐポイントをご紹介します。

お留守番場所

pigちゃんをお留守番させる時は、危ないものが何もない所に居てもらいましょう。最低限必要なのは、毛布・トイレ・お水だけです。

pigちゃん専用部屋がない場合には、頑丈な柵を用意して、pigちゃんのお留守番場所を作ってください。pigちゃんが行ける範囲に危ないものはないか、柵を出る心配がないかを十分に確認し、出かけましょう。

pigちゃんはひづめで歩く為、ツルツルした床だと滑って転んでしまいますし、関節に負荷がかかります。じゅうたんなどを敷くか、滑りにくい床材にしましょう。

じゅうたんを敷く場合は、掃除しやすいようにトイレの周りはフローリングのままにすると良いでしょう。ただ、じゅうたんやマットの端を齧ってしまう子もいます。

ジョイント式のウレタンマット、置くだけのタイルマットなどは、外したり齧りたくなったりしやすいです。

※写真:卒業生モリーちゃんのトイレ

かべ

壁紙を齧って食べてしまう子がいます。障子や襖だとボロボロになり、石膏の壁も穴が開く可能性が高いです。齧られていいように腰板を貼ってしまうというのも一つの手です。

コンセントのプラスチックカバーを鼻で外してしまう子もいます。ネジで固定するか、高い位置にコンセントを移動させるのが安心です。

※写真:卒業生モリーちゃんのお部屋

寝る場所

ご家族と一緒に眠るpigちゃんが多いです。きれい好きのpigちゃんは寝床を汚さないので、一緒に寝ても大丈夫です。pigちゃんだけで眠る場合は、毛布などの寝具を用意し、夜は暗くて静かな環境にしてあげてください。

※写真:卒業生モリーちゃんの寝室

温度・湿度

pigちゃんに最適な温度は20〜24度です。生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんは25度くらいが適温です。

人間が心地よい温度がpigちゃんにとって過ごしやすい温度になります。イギリスのpigちゃんはやや寒さに強い傾向があります。

人には適温でも、pigちゃんの過ごす床面の温度が低い場合があるので注意してください。

また、扇風機・エアコンなどの風、冬の冷たい隙間風は体温を奪いますので、直接風が当たらないようにしてください。

最適な湿度は50〜80%です。冬場は人間と同じように乾燥肌になりやすいので気をつけましょう。

寒い季節には、毛布の下に樹脂製のホットカーペットを入れてあげると落ち着いて眠れます。感電しないよう齧り対策済みの頑丈な商品を選んでください。

飼育応援体制の確保

まずは、ご近所さんにpigちゃんの飼育を知らせ、理解を得ておく必要があります。また、急病や急な出張などで留守にする場合、代わりに飼育してくれる人がいると安心です。pignic hotel でもお預かりできますが、協力者の存在は心強いです。かかりつけの獣医さんを探しておくと、pigちゃんの体調の変化時に診てもらえて安心です。

ご近所の理解の大切さ

pigちゃんが叫び声をあげると、人間の悲鳴のように聞こえます。

宙に足が浮くことが苦手な子、爪切りなどで押さえられると嫌がる子、お腹が空くと大声で呼ぶ子などもいるので、ご近所にpigちゃんの飼育を伝えて理解を得ておきましょう。特に集合住宅は声が響きやすいです。

一旦家族に迎えれば、飼育放棄することはできません。声で迷惑がかかる場合は、一時的に防音室を利用して対処する方法もあります。

獣医さん情報をチェック

すべての動物病院がpigちゃんを診てくれるわけではありません。あらかじめ、獣医さんを探しておきましょう。

また、pignicでも情報を収集しているので、ご自宅の近くの獣医さんを紹介できます。pignic獣医師にオンライン相談もできます。

pignicには、顧問獣医師、pignic卒業生向けの獣医師が複数名おります。
マイクロブタの病気や怪我を見て頂ける病院が増えることを願い、顧問獣医師の日高先生による獣医師向けの定例勉強会の実施しております。

東大宮の「ジョイペットクリニック」での診察は、「pignic卒業のマイクロブタ」と伝えて頂ければ治療費が10%割引になります。

預けられる人や場所を探しておく

飼育者の身にいつ何が起こるかわからないので、預けられる人や場所を確保しておくと安心です。親戚や友人、近所の人などに打診しておきましょう。お一人暮らしの方は、pigちゃんのお世話を引き継げる人を探しておいてください。

pignic hotel は、こちらよりお申し込みできます。(※ サイトを下の方にスクロールしていただくと、詳細が記載されています。)

家畜保健衛生所・自治体・獣医師会への登録と連絡

各都道府県に家畜保健衛生所が設置されています。飼育を始めたら、お住まいの自治体の家畜保健衛生所に電話をかけ、飼育開始を伝えましょう。豚熱のワクチンは、家畜保健衛生所に申し込むことになります。また、市町村によって飼育の届出が必要になる場合があるので、電話で確認しましょう。

pignicでは、pigちゃんにマイクロチップを入れてからお引き渡ししています。この番号を日本獣医師会に届ける必要があります。卒業時に封筒とマイクロチップ番号の登録書をお渡ししますので、必ず提出してください。

 

お迎え直後の過ごし方

環境の変化で起こる可能性があることへの対処方法

pignicで集団生活を送っていたpigちゃんが、突然群れを離れることになるので、最初の1ヶ月くらいは、メンタル面と体調面に不調をきたすことがあるかもしれません。どのようなことが予想され、どう対処したらいいでしょうか?

嘔吐・下痢

環境の変化によるストレス、寒さなどの気温の変化による影響などで、下痢をすることがあります。まずは、獣医さんに相談しましょう。

嘔吐・下痢をすると水分が失われますので、ポカリスエットを水で薄めて飲ませてあげてください。

食欲不振

環境の変化でお迎え初日のご飯を食べないことがあります。たいていは次の日には食べるようになりますので、様子をみて大丈夫です。

pignic foodならば、翌日には食べると思いますが、バナナ、りんご、ふかしたサツマイモなど大好きなものを少量あげてみてもかまいません。

2日以上食べない場合は、獣医さんに相談しましょう。

便秘が原因で食欲不振になることがあります。便が出ていないようなら、綿棒の先にクリーム状の潤滑剤(ワセリンなど)をつけて肛門を刺激してみましょう。

不安への対応

突然の環境の変化で叫び続けたり、パニックになったり、チック症状が出ることが稀にあります。最初の1週間の家族との関係づくりが決め手です。

まずは、一番お世話する時間が長い人との関係づくりから始めましょう。添い寝してあげると安心して信頼関係を築くことができます。

におい、照明、騒音などに配慮

pignicは自然豊かな山間部に立地するため、車の音などの騒音がありません。大きな音にはびっくりしてパニックになることがあります。

また、pigちゃんは嗅覚が発達しており、ご家庭の柔軟剤や香料が含まれているものに敏感になる場合もあります。明るすぎる照明も不安の原因となります。

香水などの強い匂いを排除し、落ち着かない場合は静かにし、薄暗くしてあげましょう。

お子様や他の動物との慣らし方

普段は優しい性格のpigちゃんであっても、動物やお子様に驚き、パニックになって噛み付くことはあり得ます。動物や小さな乳幼児がいる場合、まずは柵越しにご対面しましょう。

お世話の中心になる大人との関係ができてから、段階的に他の家族と慣らしていった方がうまくいくことが多いです。

pigちゃんが繊細な性格の場合には、少しずつゆっくりと家族の一員になれるように配慮してください。

※写真:卒業生ぴぐちゃんの「ご対面」

 

pigちゃんごはんの基礎知識

ごはん・水分・体重管理

最初の1年の食事が、pigちゃんの将来の体格と免疫力を左右します。太りすぎないように、また痩せて免疫力・抵抗力が落ちすぎないように、しっかりと体重管理をしましょう。

適正な体格

コロコロの体型は可愛らしくて愛情の証でもありますが、目が腫れたり、動きにくくなったりするほど太ってしまうとpigちゃん自身もつらいです。

また、極度の痩せすぎも抵抗力が落ち、病気にかかった時に重症化しやすいです。ポットベリー種は、走り回れるくらいのコロコロ体型が目安となります。

イギリス種は、脚が長く耳が大きいのでポットベリー種よりややスマート体型に成長します。ただし、背骨が浮き出たり肋骨が見えたりしないように育てましょう。

水分補給の重要性

体重の10%くらいの水が1日に必要です。足りないと毛艶が悪くなったり、栄養が十分に吸収されません。水をあまり飲まない場合には、pigフードに水を混ぜてあげると水分が摂れます。

ご飯の時間には、必ず水を一緒に出しましょう。水に野菜を浮かべたり、氷を浮かべるとよく飲める子もいます。

どうしても水分が不足する場合には、お水に少量のポカリスエットを混ぜるとよく飲みます。ただ、甘いお水しか飲まなくなる可能性があるので、体調不良時など水分がどうしても不足する時だけにした方が良いでしょう。

 ご飯・野菜のあげ方と注意点

pigフードだけよりもいろいろな食材をおやつにあげた方が毛艶がよくなる傾向があります。pigフードを朝晩に分けて2回あげ、おやつ・ご褒美として、味付けされていない野菜・果物・大豆製品・ナッツ・海藻などを適宜あげてください。

pigフードは、朝夕決まった時間にあげましょう。体内時計がしっかりしているので、ご飯の時間に毎日要求するようになります。ご家族の生活に合わせて、時間を決めてください。

pignic foodについて

pignicでは、製造者と協力し、pigちゃんの健康に必要な栄養をギュッととじこめたpignic foodを提供しています。

ご家族様からの意見を尊重し、改善に努めております。

ビートパルプ

おやつとして、噛み応えがあるビートパルプも取り扱っております。

ビートパルプとは、てんさいから取れる繊維質のことです。乾燥・圧搾により繊維質だけを取り出したものです。

てんさい糖のような甘みがあり、腸内環境を整え、低カロリーでお腹にたまるので、おやつとして最適です。

 

pignic販売品は、800g入り、2.5キロ入りがございます。トイレに成功した時などしつけにも使用できます。水分を吸ってお腹で膨らむので、食いしん坊のpigちゃんも満足感が得られて大喜びです。

NG食材

与えてはいけないもの
  • ネギ科の野菜(ネギ、玉ねぎ、ニラ、ニンニク、小ネギ、ノビル)
  • 毒のある野菜(じゃがいもの芽、銀杏、青梅)
  • 青いトマト
  • 一部の野菜の葉(じゃがいもの葉、トマトの葉、マメのツル)
  • 果物の種(桃・さくらんぼ・アボカドの種など)
  • チョコレート
  • コーヒー
  • アルコール
  • 生の肉・魚
  • 牛乳
  • 加熱した肉
  • ドックフード
  • キャットフード
  • 味付けされた残飯
あげすぎないように注意が必要なもの
  • 糖分の多い果物
  • シュウ酸が多い野菜

野菜のシュウ酸量と低減策

以下、野菜100gあたりのおおよそのシュウ酸量です。

ほうれん草800mg
キャベツ・レタス300mg
サツマイモ250mg
ブロッコリー・ナス200mg
人参・大根・小松菜・カブ50mg
パプリカ8mg
じゃがいも・トマト5mg
キューリ2mg

シュウ酸量が多い野菜をあげる場合は、加熱して水にさらすと低減することができます。毎日キャベツやレタスをあげる場合は、注意しましょう。

手作りごはん

pig foodを切らしてしまった場合は、炊いたご飯・野菜・大豆製品でも大丈夫です。味付け無しにしましょう。塩味や甘味が強いものを食べると、普通の生野菜やpig foodを食べなくなってしまいます。

pignicでは、pigちゃんの誕生日や行事に手作りご飯をあげています。

 

pigちゃんの病気と予防

必要なワクチン

pignicでは、赤ちゃんの頃に次のワクチンを接種しています。

マイコプラズマ・サーコウイルス・萎縮性鼻炎(AR)・豚丹毒・日本脳炎(秋冬生まれの子は除く)・豚熱・駆虫薬(皮下注射)

継続接種が必要なものは以下の通りです。

豚熱

豚熱とは、野生のイノシシから感染する病気です。症状は高熱・便秘→下痢・呼吸障害・痙攣や麻痺といった神経症状の後、1~2日で死亡します。治療法は無く、高病原性型という毒性の強いタイプで発症した場合の死亡率は100%です。

野生のイノシシのフンが付着した車両や靴、フンをついばんだ鳥が菌を運ぶことで感染します。

ワクチンによって100%防ぐことはできませんが、4回接種により免疫がつくと言われています。

①生後1〜2カ月頃 ②初回接種から半年後 ③2回目接種から1年後 ④3回目接種から1年後
豚熱のワクチンは獣医さんで接種することはできません。お住まいの自治体の家畜保健衛生所へ電話予約し、職員さんに自宅に来ていただき、玄関等で接種してもらいます。
(2022年のデータ)

豚丹毒

豚丹毒とは豚丹毒菌の感染によっておきる届出伝染病で人間にも移る共通感染症です。

主に経口感染で、保菌しているブタや他の動物との接触もしくはその排泄物、汚染された土壌や水から感染します。また、傷口から感染(創傷感染)することもあります。

尚、人から人への感染は無いとされています。

pigちゃんの症状は、大きく3つのタイプがあります。

①急性敗血症型(40℃以上の高熱、チアノーゼ、急死)
②亜急性蕁麻熱型(発熱、食欲不振、皮膚に菱形の発疹)
③慢性型(関節炎、心内膜炎)

日本国内の養豚業においては1976-1977年に大発生した後、ワクチン接種や抗菌剤治療が功を奏し発生件数が少ない状況でした。しかし、その後ワクチン接種率が低下し、再び増加に転じます。半年ごとのワクチン接種により、感染を低減させることができます。

(2022年のデータ)

日本脳炎

日本脳炎ウイルスによって発症するウイルス感染症で、蚊の1種である「コガタアカイエカ」が媒介となり感染動物から人やブタ、犬、馬などに伝染し、人が発症すると重篤な急性脳炎を引き起こす「法定伝染病」です。

人間にも移る共通感染症でもあり、発生報告数は気温が高くなる夏から秋にかけて多くなる傾向があります。感染者の多くは「無症状」です。

ブタが感染した場合、多くは無症状ですが、母ブタの流産・死産、父ブタの精子数の減少が認められます。

ブタから蚊を通して人間に感染させてしまうリスクを避けるため、蚊が出る前の4月ごろに接種を推奨しています。

特に西日本ではブタのHI抗体保有率が高いので、人間もpigちゃんも予防接種をうけましょう。

(2022年のデータ)

駆虫薬

ヒゼンダニ、マダニは自然界に多く存在しているので、お出かけの多い春と秋には、皮下注射によってダニを駆除しておくと安心です。

痒がるpigちゃん、耳や首の後ろなどが茶色いかさぶた状になっているpigちゃんは、ヒゼンダニに寄生されている危険性があります。怪我をしていないのにかさぶたがあったり、お風呂で洗っても茶色い色素がすぐに出てきてしまう場合は、ヒゼンダニを疑いましょう。

マダニは、血を吸うとじゅず玉のようにふくれるので、発見しやすいものです。無理に取ると吸い付いた口が皮膚に残ってしまうので、獣医さんに相談しましょう。

病気と対処法

pigちゃんは、比較的病気になりにくい動物ではあります。ただ、放置すると危険な病気について記載します。

下記の症状、疑われる原因、対処法については、参考程度です。獣医師の指示に従ってください。

下痢

便の色や状態がとても大切です。便の色がおかしい場合や、2~3日で回復しない場合は、獣医さんに相談しましょう。

水分が失われるので、電解質のスポーツドリンクを水で薄めて与えてください。

便の状態疑われる原因
白または黄色の軟便大腸菌性の下痢
ご飯の色やいつもの便の色冷えやストレスによる下痢
未消化物がある消化不良・食べ過ぎ・foodが傷んでいる・高脂質
黒色タール便胃潰瘍(繊維不足やストレスが原因)
褐色水様便ウイルス感染
粘り気のある血便豚赤痢(届出伝染病)、豚鞭虫症、サルモネラ症
一時的な下痢で発熱などを伴う豚回虫
咳を伴う下痢マイコプラズマ肺炎

嘔吐

嘔吐は、変なものを食べていないか、食べ過ぎていないかを確認し、嘔吐の合併症状によって疑われる病気を判断します。

5回以上吐く場合、翌日も吐き続ける場合は、獣医さんに相談しましょう。水分が失われるので、電解質のスポーツドリンクを水で薄めて与えてください。

合併症状疑われる原因
嘔吐 +タール状血便胃潰瘍(繊維不足・ストレス・カビが生えたfoodなど)
嘔吐 +未消化下痢便消化不良(食べ過ぎ・傷んだfood・高脂質)
嘔吐 +水様性下痢伝染性胃腸炎(主に冬季)
嘔吐 +うずくまる・倒れる薬剤・有毒植物等による急性中毒
嘔吐 +痙攣・口を開いての荒い呼吸熱中症
嘔吐 +痙攣・口から泡を吹くアナフィラキシーショック
嘔吐 +下痢・咳・元気消失マイコプラズマ肺炎
嘔吐 +食欲不振・元気消失便秘

泌尿器症状

尿の状態も普段からよく観察しておくことが大切です。尿の状態がおかしかったり、おりものが異常だったりする場合は、獣医さんに相談しましょう。

症状疑われる原因
尿の濁り・チョーク状のおりもの膀胱炎(飲水量の不足・尿路感染など)
乳白色のおりもの・血尿レプトスピラ感染症
尿が出ない・少ない・頻尿尿路結石(飲水量の不足・カルシウム不足・シュウ酸や塩分の過剰接種)
ドロドロしたおりもの(メス)子宮内膜炎・膣内炎症
陰嚢の腫れ(オス)日本脳炎
お尻から組織が出ている脱腸

咳・呼吸器の病気

pigちゃんは、呼吸器が強くない動物だと言われています。胸で大きく呼吸していたり咳が続いたりする場合は、必ず獣医さんに相談してください。

症状疑われる原因
呼吸困難・発熱・食欲消失・横臥・頻脈・嘔吐・下痢豚胸膜肺炎(APP)
咳・くしゃみ・鼻水・鼻血・目の下のアイパッチ・鼻の萎縮豚萎縮性鼻炎(AR)
咳・下痢・嘔吐・元気消失マイコプラズマ肺炎(MPS)
腹式呼吸・鼻汁・高熱1週間・元気消失・飲水量増加トキソプラズマ感染症
口を開いての荒い呼吸・痙攣熱中症
咳・発熱・犬座・毛の粗剛・一時的な下痢豚回虫症

皮膚の異常

怪我をしたり虫に刺されたりしていないのに皮膚の異常があった場合は、何らかの病気がかくれている可能性が高いです。

紫外線による日焼けにも注意しましょう。

症状疑われる原因
痒がる・かさぶたが耳や首にできるヒゼンダニ
痒がる・後ろ足で耳を掻くブタジラミ
皮膚が赤い・滲出物・かさぶたスス病(滲出性皮膚炎)
四角い蕁麻疹・発熱・食欲不振豚丹毒
皮膚が赤い・浮腫光過敏症
黒い丸い虫がついているマダニ
お腹や首周りが赤紫(チアノーゼ)・高熱サルモネラ症(敗血症型)
黒いほくろのような腫瘤メラノーマ(腫瘍) … 外科手術が必要
黒いほくろメラノーシス(単なる色素沈着)… 放置

流涙

目やにや涙が出るなどの症状も時には病気が隠れていることがあります。

症状疑われる原因
流涙・目が赤い・目やに眼瞼炎・内反症(逆さまつ毛)・結膜炎
流涙・高熱・元気消失・便秘→下痢豚熱(CSF)
流涙・咳・くしゃみ・鼻水・鼻血・アイパッチ豚萎縮性鼻炎(AR)
流涙・高熱・腹式呼吸・鼻水・飲料増加・元気消失トキソプラズマ感染症
流涙・目やに・結膜炎・発熱クラミジア症

誤飲・誤食

暇だったり寂しかったりすると、pigちゃんは家の中のものを齧りたくなります。人の気を引きたくてイタズラする子もいます。

日々成長し、高いところの物も届くようになっていきますので、pigちゃんの飼育環境をチェックし、危険なものがないか点検しましょう。

気をつけてはいても齧ってしまうのがpigちゃんです。飼育者の誰もが一度は直面するであろう誤飲…もしも食べてしまったら、体調の変化、嘔吐物や便をチェックし、獣医さんを受診する判断をしましょう。

ほとんどの場合は自力で排出し元気を取り戻します。ただ、消化されてしまう有毒物質、消化器に詰まりやすい大きい物は大変危険です。ご家族の判断で受診に踏み切りましょう。

 

pigちゃんのメンテナンス

爪切り

外でしっかり歩いているpigちゃんは、爪切りをしなくても自然に削れていきます。一方で、室内からほとんど出ない子は、どんどん伸びて巻き爪になってしまいます。

寝ている時に切らせてくれるpigちゃんならいいのですが、多くの場合、一人で切るのは難しいので、ご家族の一人が抱っこして、もう一人が切るといいでしょう。

前側の2本が主蹄、後ろ側の2本が副蹄です。真正面から見ると弧を描いたようなカーブに少し巻いています。

準備するもの

  1. ニッパー
  2. 工具の手動ヤスリ
  3. 電動ヤスリ
  4. 馬油
  5. スマホなどのライト
  6. 小麦粉(切り過ぎた時の止血剤として)
  7. ご褒美のおやつ

手順

爪が白い子は人間と同じで先の白い部分だけカットします。爪が黒い場合はライトで透かして先端の透明なを確認しながら先端だけカットしましょう!

  1. スマホのライトで爪を透かして見て、透明な部分をチェック
  2. 主蹄(前のひづめ)は透明な部分をニッパーで縁に沿って切る
  3. 副蹄(後ろの小さいひづめ)は、尖っている透明な部分をカット
  4. 目の粗いやすりで削る
  5. 目の細かいやすりで削る(平らですべすべに)
  6. 足の裏だけでなく、傷のある足の甲側もすべすべに
  7. 蹄油か馬油を足全体に揉み込む
  8. 万が一切りすぎて出血したら、小麦粉を詰めて止血する
  9. pigちゃんにご褒美をあげる

お風呂

月に1回くらいお風呂で洗ってあげると衛生的です。乾燥肌で粉をふきやすいので、しっかりと保湿をしてあげてください。

 

準備するもの

  1. 犬猫用シャンプー(人間用低刺激のものでも可)
  2. ラバーブラシ(あれば)
  3. ドライヤー(音が静かなもの)
  4. 化粧水(グリセリン水、人間の赤ちゃん用など無香料低刺激のもの)
  5. 汚れても良いバスタオル
  6. ご褒美のおやつ

手順

  1. 浴槽にお湯を少なめに入れる(pigちゃんの脚が浸かりお腹が浸からない程度)
  2. pigちゃんを浴槽に入れる(あばれる子はゲージごとゆっくり沈める)
  3. 浴槽のお湯を体にかけて慣らす
  4. シャワーヘッドを体にピタッとくっつけて全身を濡らす(ジャージャーかけると怖がる子が多いので注意!)
  5. 体全体をゴシゴシ指の腹で洗う(毛だけでなく皮膚の汚れを落とす)
  6. 顔は石鹸をつけすぎると嫌がるので、耳の中までしっかり濡らす(目や耳の中は後で拭けば落ちる)
  7. 首、顎、眉間は石鹸でしっかり洗う
  8. お湯を抜きながらお腹や脇の下、お尻をしっかり洗う
  9. 水が抜けたら、脚、足の裏をしっかり洗う
  10. ラバーブラシがあれば、ブラシで全身を洗う
  11. 石鹸をシャワーで洗い流す(シャワーヘッドは体にくっつけ、こわくないように)
  12. 泡が全部落ちたら、バスタオルで拭く
  13. 顔、目やに、耳の中をバスタオルでしっかり拭き取る(バスタオルが汚れます!!)
  14. ドライヤーでお腹や脚の内側を中心にしっかり乾かす
  15. 全身が乾いたら、化粧水を手に取り、揉み込む
  16. ご褒美をあげる
  17. 最後に耳の中などを綿棒やウエットティッシュできれいにする

耳そうじ

pigちゃんの耳の中は、何もしないと茶色く汚れてしまいます。特にピンク色のpigちゃんは汚れが目立つので、こまめに耳そうじをする必要があります。

お風呂上がりにバスタオルで耳をよく拭いてあげると汚れがとれます。お湯で湿らせた綿棒やペット用のウエットティッシュで、耳そうじをしてあげましょう。

トリミング

pigちゃんのお口周りの毛は、触覚器官ではありません。顔と体全体の毛を短く揃えてあげても大丈夫です。

眉毛・口周り・顎の毛が伸びると、お爺さんのような印象になってしまうので、ハサミでカットしてあげてください。

牙削り・尿絞り(男の子)

男の子は大人になると、牙が伸びてきます。去勢した男の子でも伸びるので、牙をヤスリで削ってあげると安心です。

また、男の子は尿だまりによる臭いが気になる場合があります。尿絞りの方法は、pigちゃんの背中を自分のお腹にくっつけるように抱き、お湯で濡らしたタオルでペニスをつかみ、根元から先端へぎゅっと絞ります。タオルが黄色く汚れ、たまった尿を絞り出すことができます。

 

pigちゃんとのお出かけ

お散歩

お散歩には、野生動物からの感染症、除草剤がまかれた草や有害植物などを食べてしまう等のリスクがあります。ただ、日光浴ができたり運動になったりするので、健康のためにお散歩をしても大丈夫です。

除草剤や有害植物に注意し、イノシシの生息区域に立ち入らないなどの配慮をした上で、お散歩をしてあげてください。

pignicは、pigちゃんが安心してお散歩できるように東京都と協力し、山に「豚熱経口ワクチン」を埋めております。イノシシがワクチンを食べることで、pigちゃんの感染リスクを低減させることができます。

ハーネス・リード

pigちゃんの体格に合うハーネスは、日本ではpignicでしか販売していません。手作りされる人や海外から輸入される人もいます。脱走して迷子になったり交通事故になったりしないように、体格に合うハーネスとリードを選びましょう。

防寒・日除け

pigちゃんも人間と同じように日焼けします。日焼け防止の薄手の服を着せるか日焼け止めを塗ってあげるといいでしょう。

pigちゃんは寒がりなので、冬は、防寒着があると便利です。季節に合わせてお洋服を活用してみてください。

危険な植物に注意

キョウチクトウ科・キンポウゲ科・ヒガンバナ科・ユリ科の植物は、強い毒をもっています。除草剤は猛毒ですので、撒かれている可能性がある場所に行かない方が安心です。

以下の植物には毒があります。pigちゃんが食べないように注意が必要です。

ニチニチソウ、プルメリア、マンデビラ、オダマキ、クリスマスローズ、トリカブト、フクジュソウ、アマリリス、スイセン、ヒガンバナ、スズラン、チューリップ、ユリ、ヨウシュヤマゴボウ、ワラビ、アセビ、イチイ、サワギク(ノボロギク、ナルトサワギク)、ジギタリス、シャクナゲ、トウゴマ、ドクウツギ、レンゲツツジ、チョウセンアサガオ、ペチュニア、ベラドンナ、キキョウ、ギンナン、コルチカム(イヌサフラン)、スミレ、ドクゼリ、ドクニンジン、マリーゴールド、スイートピー、フジ、ルピナス、アイビー、アサガオ、アジサイ、アロエ、オシロイバナ、カスミソウ、カーネーション、シクラメン、ストレリチア、ヤツデ、ユーカリ、ランタナ、ムラサキケマン、イヌホオズキ、キツネノボタン、ノビル、オナモミ、カタバミ

 

トレーニングについて

トレーニング

pigちゃんは、とても賢い動物です。「おすわり」「おまわり」「お手」「鼻タッチ」などはできるようになります。食いしん坊なので、ご褒美の為なら頑張れます。ただし、ストレスに弱く、デリケートなので、トレーニングは気長にゆっくり進めましょう。

抱っこトレーニング

ほとんどのpigちゃんは、抱っこが苦手です。犬猫はママが首をくわえて赤ちゃんを運ぶので、宙に足が浮くことに慣れます。しかし、pigちゃんのママは赤ちゃんをくわえて運びません。

胴体を持ち上げられ、宙に足が浮くことは、本能的に怖いのです。

お膝に載せて体を密着させ、少しずつ上に持ち上げることにより、だっこが大丈夫になる子もいます。

ただ、個人差があり、抱っこがどうしても怖くて無理な子もいます。小さい頃から慣らしていないと難しいでしょう。

安心できる抱っこの仕方は、写真の通りです。

 

トイレトレーニング

pigちゃんは綺麗好きなので、トイレトレーニングは比較的簡単にできます。

水場で排泄する習性があるので、トイレと水はセットで置いてください。いつも過ごしている毛布やクッションから遠い場所にトイレを設置するのがポイントです。

また、少し暗い場所で、部屋の隅でトイレをしたがる傾向があります。

トイレに成功したら、ご褒美のおやつをあげると、次回からトイレでしたら知らせてくれるようになります。

 

しつけ

pigちゃんは、とても頭のいい動物です。人の感情を理解できますし、言っていることも何となく理解できます。人を噛んだり、ひどいいたずらをしたりした時は、叱りましょう。鼻と口をキュッとつかんで「ダメ」と短く教えると、やらなくなります。

また、要求に応えてご褒美をあげすぎてしまうと、ワガママになり、大きな声で要求するようになります。pigちゃんを「王様」のように育てると大変苦労しますので、「家族の一員」として育て、ご飯の時間などは一定にし、規律ある生活を貫きましょう。

 

アフターサービスについて

pignic careと飼育サポート

pignicでは、卒業生のご家族様とLINEで繋がり、飼育相談を受け付けております。お困りの際は、遠慮なくご質問ください。

pignic care

pignic care に申し込まれた方へのサービス内容は以下の通りです。申し込み時期により内容に変動がございます。詳細は、公式サイトにてご確認ください。

2022年8月改訂の pignic care の概要は以下の通りです。

・毎月pigちゃんの体型・体重に合わせてfoodを発送
・pignicホテル利用時、1泊につき1000円割引
・foodと一緒にpigちゃんおやつ購入時500円割引
・LINEサポート
・獣医師のご紹介

pignicにはpigちゃんの治療経験が豊富な専属獣医師が多数在籍しております。pigちゃんに何か問題や異変がございましたら、pignicオーナー様専用LINEまたは店舗にご連絡ください。

pignic food

pigちゃんの成長期に適切な量のフードをあげていたかどうかで、将来の体格や免疫力に影響が出てきます。

foodが少なくなってきたら、毎月必ずpignicまでご連絡ください。1ヶ月分の必要量を計算し、発送致します。その際に体重と体格の写真も合わせて送ってください。

発送まで5日程度かかることがある為、ご連絡はお早めにお願いいたします。

pignicでは、製造者と協力し、質の良い pig food の改良・開発に努めております。

pignic hotel

急な入院・出張があっても安心して飼育を続けられるように、pignicあきる野店にはpigちゃん専用ホテルがございます。代々木公園店でもお預かりしております。各店舗の広さに応じた体重制限がありますのでお問合せください。

ご旅行やリフレッシュにもご利用ください。

pignic fashion

pigちゃんは、犬用のハーネス・服だと体格が合いません。しかし、pignicオープン当初、pigちゃん専用服は日本では市販されていませんでした。そこで、ご家族様のご要望にお応えし、pignic fashion を立ち上げました。

 

pignic fashionは、ハンドメイド作品になります。pigちゃんのお洒落とお出かけを楽しんでいただきたい思いを込め、一つ一つ丁寧に縫っております。

Instagram または BASE 通販サイトでご質問・ご注文を受付中です。

 

pignic概要

起業の経緯

マイクロブタが生まれたイギリスでは動物愛護の精神が徹底しており、近年マイクロブタは愛くるしいセラピー動物として、広く認知されています。

弊社代表は、イギリスの放牧型の牧場に魅力を感じ、何度も訪問し、研修・指導を受けました。

そして、イギリスの牧場主との約束、「マイクロブタの癒し効果で社会貢献事業すること…」を果たすという条件で、イギリスからpigちゃんを個人輸入したのです。

牧場体験型の施設でpigちゃんを自由に遊ばせ、動物にも人にも優しい社会の実現を目指しています。

会社の方針

私たちは、 pigちゃんを通じ、 社会からの期待に応え、 pigちゃんと⼈が輝く豊かな世界の実現を⽬指します。

想像を超えるようなpigちゃんとの「あたりまえ」の未来を築きたいと切望します。

誰もが喜び、幸せを感じられる⽇本⼀素晴らしい牧場・カフェを目指します。

pigちゃんの健康・安全・衛⽣を常に⼼がけ、細部まで気を配り、pigちゃんに負担がかからないように最善を尽くします。

お客様にとって⼼地よい空間を探求し、真⼼を込めて接客します。

私たちは、⼈々の「幸せ」と「喜び」のための事業を⾏います。社会貢献を全ての根幹に置き、本当に困っている⼈には無償でセラピーを実施することもあります。幸福をお届けできる会社でありたいと思います。

アニマルセラピー

当社では、ふれあいによる精神的な安らぎやQOLの向上を目指す動物介在活動(AAA)、リハビリや治療の一環としての動物介在医療(AAT)、情操教育や命の大切さを学ぶ動物介在教育(AAE)のお役にたてるpigの育成を目指しております。

カフェでのセラピー

pignicでは、障がい者手帳をお持ちの方の同伴者様・要介護認定者の同伴者様のふれあい料金を無料にしております。車椅子でのふれあいもお手伝いしております。

マイクロブタは、甘えん坊で人を頼りにしてどっぷり甘えます。自分を必要としてくれる動物が側に寄り添っていると、心が少し疲れた方も元気になられるようです。自然と身体を動かすので、リハビリ効果も期待されています。

子どもの体験学習

pignicでは、子どもの体験学習を重要と考え、団体さんの受け入れや訪問をしてきました。

幼児園さんの遠足受け入れ、障がい児発達支援団体さんの体験学習、障がい児放課後クラブさんの受け入れ、特別支援学校生徒さんの職場体験中学校特別支援学級さんの受け入れ、夏休みお仕事体験生の受け入れ、保育園さんへの訪問pigインターナショナルスクール幼児さんの受け入れ
近年、動物を飼育する学校・保育園等が減り、動物を介した情操教育の機会が少なくなっているそうです。今後も団体さんの受け入れや教育施設への訪問pig事業を積極的に行い、たくさんの子どもたちに元気を届けたいと思っています。

福祉施設訪問

pignicでは、pigちゃんと共に福祉施設を訪問し、セラピーpig事業をおこなっていきたいと考えています。pigちゃんは、トイレのしつけができ、抜け毛も少なく、アレルギーの原因にならないことから、施設や病院にも入ることができます。

訪問pigをご希望の福祉施設様を募集中です。イベント等に参加させていただけたら嬉しいです。

福祉施設とのグッズ共同開発

pignicの店頭には、障がい者支援施設「やまぐちや」さんとのコラボグッズがたくさん並んでいます。とても丁寧なハンドメイド作品で、pignicのロゴを入れた商品を制作していただいています。

お客様のご要望に沿ったグッズですので、ご好評いただいております。お客様の購入が利用者様のご支援にもなります。

 

最後に

pignicは、pigちゃんとの暮らしにより、ご家族様が幸せになることを願っております。Happy Lifeを応援しておりますので、気がかりなことがございましたら、遠慮なくお問合せください。

またpignicは、カフェに遊びに来たお客様の癒しの場になり、pigちゃんのセラピー効果で社会貢献できることも同時に目指しております。

pigちゃんがあたりまえにそばに居て、皆様を元気にできる社会の実現を信じ、努力を重ねて参ります。

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