養豚場にいるブタ、ミニブタ、マイクロブタの違いについて、お客様からご質問を受けることがとても多いです。そこで、pignic入り口に等身大オブジェを設置しました。ピンクの針金で作られたもので、大きさの違いが一目瞭然です。
写真右の大きなものが養豚ブタ、中央がミニブタ、左の二体がマイクロブタです。
マイクロブタの大きさは?
pignicで暮らす大人のベティちゃんとクロエちゃんは、体重10kg台です。ポットベリー種で、鼻が短く、ぽっちゃりとしていてとってもキュートです。ただ、マイクロブタの定義は40kg未満であり、大きさには幅があります。1歳までにお肉などの人間の残飯をたっぷり食べた子は将来大きくなるようです。pignicは、敷地がとても広いので、運動量がとても多く、栄養バランスのとれたマイクロブ専用フードと野菜を食べているので、小柄な子が多いです。
※ クロエちゃん
ただ単に大きくしたくないという理由で無理なダイエットをすると、発育不全で長寿を全うできません。ご自宅にpigちゃんを迎えられる方には、毛艶が良く筋肉美が美しい子に育てていただき、大型犬くらいまで成長してもいいかな、というくらいの覚悟でお迎えしていただきたいと思っています。
養豚ブタ・ミニブタ・マイクロブタの違い
ブタさんの祖先は、同じなのですが、食肉用に大きい子と大きい子を交配させていき、多産できるように改良されたのが養豚場のブタさんです。
ミニブタは、動物園で芸をしているようなブタさんです。ブタは、人間と皮膚や内臓組織が近いことから、医学研究・実験動物のためにも使われ、元祖ブタさんの小さい子同士を交配させてミニブタができました。
マイクロブタは、ペットやセラピーの目的で、より小さいミニブタ同士を交配させてさらに小さくなったブタさんです。小型化により、繁殖も難しくなり、希少価値の高い動物でもあります。
マイクロブタが100kgに成長したって本当!?
マイクロブタは、もりもり食べても40kgまでくらいにしかなりません。しかし、ペットショップでミニブタの子豚を「マイクロブタ」として販売している事例がいくつか報告されています。
100kgに成長した子は、ミニブタだと思われます。但し、親が小さくても大きい子が生まれることは人間でもありますので、「この子は、○○kgの大人になりますよ」と安易に言うことはできません。生育環境や食べ物などの後天的な影響が大きいのです。
マイクロブタは、ご家庭で愛情いっぱいに育てていただくと、18kg〜40kgくらいになると言われています。
大きさよりも健康第一!
過度の食事制限により、小さな小さな大人になったとしても、発育不全で短命で亡くなってしまうのは悲しいことです。pignicでは、しっかり運動&たっぷりお野菜で健康的なマイクロブタを育てたいと考えています。
小さい頃の生育環境が将来の体格や健康の鍵となります。pignic卒業生は、健康長寿で育つこと、肥満にならずに飼育できる大きさになることを考えて、ご飯量のアドバイスもしていきますので、ご安心くださいね。
現在販売しているマイクロブタ専用フードは、ビタミン・ミネラル豊富でキャッサバなどの栄養価の高い野菜を配合しています。ぜひ食べさせてあげて欲しいです。食いしん坊の子には、食物繊維豊富なお腹にたまるおやつもご用意しています。
等身大のマイクロブタに会いに来てください
入り口のオブジェを見ると、養豚場にいるブタさんの大きさにびっくりされる方も多いかと思います。皆さんが食べているブタさんは、お相撲さんくらいの大きさですから!
のびのび暮らしているpignicあきる野farmのpigちゃんにも是非会いに来てくださいね。大人のベティちゃんとクロエちゃんもとっても可愛いですよ!
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