マイクロブタと遊べる体験型牧場「pignic farm&café」では、マイクロブタ専用のオーダーメイド服の制作を開始しました。マイクロブタは、抱っこが苦手な子も多く、服も着せにくいことから、飼育するご家族から、着脱しやすく体格に合い、成長しても長く着られる服の開発の需要が高まっていました。
そこで、子育て経験豊富な主婦の知恵を借り、「着脱簡単」「洗える」「大きくなっても着られる」「マイクロブタが嫌がらない」ことをコンセプトに服の改良を繰り返しています。この記事では、犬の服とマイクロブタの服の違い、マイクロブタ用ドレスの作り方と型紙をご紹介します。
マイクロブタと犬の体形の違い
犬の服をマイクロブタに着せることもサイズが合えば可能ですが、体格が大きく違います。犬は、首とお腹にくびれがありますが、マイクロブタはくびれがなく、お腹が、丸くポッコリと出ています。また、犬は首を上げてお座りしたり、歩いたりすることも多いですが、マイクロブタはほぼ真っ直ぐ前を見ているかやや下向きのことが多いです。
そこで、マイクロブタの服では、背中をいかにかわいく見せるかがポイントになります。
マイクロブタと犬の型紙の違い
一番簡単なエプロンドレスの型紙を比べてみます。犬は、図のように首紐が上に向いていてもスッキリ着せることができます。しかし、マイクロブタの場合は、首紐が上向きだと首の横にたるみが出てしまうため、ほぼ横向きに首紐を付ける必要があります。
また、犬はお座りの姿勢になることが多いので、首の前にリボンを付けたり、お腹の布地を広くとって服らしくするするデザインが良いと思います。一方、マイクロブタは抱き上げて着せるのが大変なので、首とお腹のベルトは、シンプルなマジックテープにして、一瞬でサッと着せられることの方が重要です。脚を穴に通したり、ボタンで留めることは、抱っこが苦手なマイクロブタには難しいです。背中のデザインを工夫し、着脱が楽な服にします。
マイクロブタの成長とサイズ調節
マイクロブタの成長は早く、小さい月齢から洋服を着せて慣らす方が服を嫌がらないため、大きくなっても着られるような服を考案する必要があります。
サイズ調節例としては、以下のような工夫をします。
pignic farmにいる生後4か月と5カ月では、このくらい大きさが違います。
首ベルトとお腹ベルトは、長めにしておくといいと思います。
マイクロブタ服の型紙データと作り方
生後3か月~5カ月のマイクロブタの型紙データは、こちらよりご覧ください。
★ 襟付きドレス型紙PDF
型紙がなくても、ペットボトルに段ボールを巻き、首回りと胴回りをマイクロブタと同じサイズにして、A4用紙をハサミで切りながらお好みの型紙を作り、首ベルトとお腹ベルトの長さを決めてください。
等身大模型を作れば確実ですが、筒形でも大丈夫です。
作り方は、次のような手順です。
● 縫い代をつけて裁断する
● スカートの縫製
● お腹ベルトと首ベルトの縫製
● ベルトと裏地の身頃にマジックテープを縫い付ける
● ベルトは仕付け糸で長さ調節する
● 身頃とスカートを縫い合わせる
● 飾りのフリル、リボンなどをお好みで縫い付ける
この襟付きワンピースは、裏地を折り返して、襟の形にしただけなので、とっても簡単です。ハートのエプロンは、お腹ベルトにスカートを縫い付け、ハート型の身頃に首ベルトを付けるだけなので、さらに簡単です。
コピー用紙や画用紙などを等身大の筒に巻き付ければ、お好みの型紙を作れるので、アイディアは無限大です。
多様な体格のマイクロブタに合わせたpignic fashion
pignic farm&caféでは、品種の違う多様なマイクロブタが暮らしており、ご家族を募集中です。
pignic fashionは、一頭一頭の個性を生かし、ご家族様の年齢や職業等も参考にしながら、その子の可愛らしさを最大限に引き出せる服作りを目指しています。
この動画は小柄のララちゃん。髪ゴムのシュシュをそのままスカートにし、首とお腹のベルトにはゴムを入れました。
そして、下の動画は、お弁当屋さんの看板娘⁉になるかもしれないミミちゃん。デザインは、ズバリ「愛情エプロン」です。小顔でお腹がポッコリ体形なので、首と前脚の後ろでマジックテープでとめるタイプにしました。
家族の一員としてオシャレしてお出かけできるpignic fashion
きれい好きで賢く、甘えん坊のマイクロブタは、家族の一員として我が子のように一緒に暮らせる動物です。ご家族の幸せを願い、そのお手伝いの一つとして、pignic fashionは、これからも研究を繰り返し、進化していきます。お洋服のオーダーメイドのご相談もお受けします。
コメント